カテゴリー: ウィルスとばい菌、食中毒のお話

  • 食中毒、インフルエンザ予防のポイント

    菌がつかないようにすること

    これだけは覚えておこう ・・・・・ まずは手洗いとにかく手洗い

    一般に、生の魚介類や肉類、野菜などには食中毒の原因となる菌が多く付着しています。しかしこれらの食材自身は、加熱殺菌して食べたり、あまり時間を置かずに食べるなどして食中毒を防止できます。

    忘れがちなのが、加工や調理をする器具に付着した菌である。調理器具の洗浄が不十分であった場合、器具上で菌が増殖してしまい、次に加工する食材に毒素とともに付着してしまうことがある。また、菌が調理器具を経由して生で食べる食材に付着してしまうこともある。包丁の柄は洗い残しやすい部分であり、注意が必要です。
    また家庭では布巾や手ぬぐいなども見落としがちです。

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    菌が増えないようにすること

    これだけは覚えておこう ・・・・・ 冷凍・冷蔵は万全ではない。冷蔵庫の開け閉めは最低限に。

    食材を冷蔵・冷凍することは、原因菌の増殖を抑えるのに非常に効果的です。一般には、10度以下で菌の増殖は鈍り、-15度程度で増殖が停止すると言われています。(ごく一部の特殊な菌は-10度でも繁殖します。)

    また冷凍しても菌は死んだ訳ではなく仮死状態、冬眠状態にあるとも言えます。一度冷凍した食材でも解凍すれば菌の増殖は再開します。保存温度が十分に低くない場合にはゆっくりではあるが増殖は進みます。家庭用の冷凍庫は冷却能力が低いことが多く、大きめの食材においては中心温度が十分に下がるまでに間がかかり、その間に菌の増殖が進んでしまうことがあります。加熱調理用の魚でも、調理の直前まで定温で保管し原因菌の増殖を防ぐ。

    冷蔵庫に食材を大量に詰め込んだ場合、冷気の循環がうまく行かず、庫内といえども場所によっては十分に冷却されないということが発生する。最大容量の7割以上の食材を入れないこと、開け閉めは最低限にする。

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    菌を死滅させること

    細菌を不活化させるのに最も効果が高いのは、加熱です。
    食中毒の原因菌は、75度以上の環境で1分以上経つとほとんどが不活化します。しかし、厚い肉では中心温度を75℃にするのは難しいうえ、ノロウイルスを不活化するためには、中心温度85℃以上で1分間以上加熱する必要があるなど、加熱は万全ではありません。

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    関連情報

    日経レストランの記事(漫画だから面白いよ)

    食中毒対策前編

    食中毒対策後編

  • O157/の除菌について

    O157は除菌してもベロ毒素が残るので、要注意です。

    二次感染を防ぐ方法

    • 大腸菌は熱には弱いため、食品は十分に加熱しましょう。(75℃、1分以上の加熱で死滅します。)生野菜などは流水で十分に洗い、調理後の食品はなるべく早く食べきるようにしましょう。
    • 特に子供や高齢者は抵抗力が弱いので、生肉や加熱不十分な食肉を食べないよう、気をつけましょう。
    • まな板や包丁など調理器具は、使用の都度、家庭用漂白剤や熱湯をかけて消毒するよう心がけましょう。
    • ヒトからヒトへの感染を防止するには、調理前や食事の前、トイレ使用後、オムツ交換後に、石鹸で手洗いすることが大切です.

     

    O157による腸管出血性大腸菌感染症感染の特徴

    • 主に夏に発生することの多いが、秋口から年末にかけて発生することもある。
    • 多くの場合激しい腹痛を伴う水様性下痢で発症し、軽度の発熱や吐き気、風邪様症状もみられることがあります。
    • 血便が見られることもあり重症例では鮮血を多量に排出します。
    • 子供や高齢者では溶血性尿毒症症候群(Hemolytic Uremia Syndrome ; HUS)といわれる急性腎不全や脳症など重症な合併症を起こすことがあります。

    感染経路

    • 経口感染で、菌で汚染された飲食物を摂取することで感染する。
    • 患者から排出された菌が手などに付着してヒトからヒトへ感染する場合があります。
    • 食品を扱う際には十分に手洗いをするとともに、レバーなど食肉はよく加熱し生食は控えましょう。

    症状

    • 多くの場合激しい腹痛を伴う水様性下痢で発症し、軽度の発熱や吐き気、風邪様症状もみられることがあります。
    • 血便が見られることもあり重症例では鮮血を多量に排出します。
    • 子供や高齢者では溶血性尿毒症症候群(Hemolytic Uremia Syndrome ; HUS)といわれる急性腎不全や脳症など重症な合併症を起こすことがあります。

    治療方法

    • 現在、様々な方面から研究開発が進められておりますが、特に,腸管出血性大腸菌が産生する毒素に対して特異的に結合中和する「モノクローナル抗体」や中和剤の開発が進められています。
    • 脱水症を防ぐため、市販のイオン飲料等で水分を補給する必要があります。少しずつ何度も飲ませてあげましょう。飲んでも吐いてしまう場合は、 早めに医療機関を受診してください。
    • 下痢止め薬は、病気の回復を遅らせることがあるので使用しません。

     

    飲食店などでは特に注意が必要

    • 飲食店提供した飲食物が腸管出血性大腸菌感染症の原因となった場合は、食品衛生法に基づいて営業の停止等の措置がなされます。
    • 腸管出血性大腸菌感染症した場合、飲食物の製造、販売、調整または飲食物に直接に触れる業務は就業制限の対象となります。また、その期間は、検便で菌が陰性化するまで(病原体を保有しなくなるまで)の間です。
    • 直接食品に触れることがない業務には携わることができます。

     

    (出展:愛媛県立衛生環境研究所
    (出展:厚生労働省