二次感染を防ぐ方法
- 患者の便や嘔吐物には大量のウイルスが含まれていますので、その処理には十分注意する必要があります。
- 殺菌には熱湯あるいは0.05?0.1%の次亜塩素酸ナトリウムを使用します。アルコールや逆性石鹸にはあまり殺菌効果はありません。
- ウイルスは乾燥すると空気中に漂い、これが口に入って感染することがあるので、便や嘔吐物を乾燥させないことが重要。
ロタウィルス感染の特徴
- 乳幼児の冬の急性下痢症の最も主要な原因がロタウイルスによる感染症です。
- 秋から年末にかけてはノロウイルスが、1月?4月にかけてはロタウイルスが主に流行します。
- 生後6ヶ月から2歳の乳幼児に多くみられ、5歳までにほとんどの小児が経験します。
- 米のとぎ汁のような白色の下痢便が特徴で、そのため白痢あるいは仮性小児コレラとも言われていました。
- 主な症状は嘔吐と下痢ですが、ノロウイルスよりも発熱を伴う場合が多く、重症度が高いとされています。
- 通常1歳を中心に流行がみられますが、保育所、幼稚園、小学校などの小児や、病院、老人ホーム、福祉施設などの成人でも集団発生がみられることがあります。
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感染経路
- このロタウィルスの感染力は非常につよく、10個以下のウイルスでも感染が起こります。このため、患者の便中のウイルスがなんらかの形でほかの人の口に入って感染します。
- ウイルスは環境中でも安定なので、汚染された水や食物を介して、あるいは汚染された物の表面(ドアノブ、手すり等)を触った手などから口に入り感染します。
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症状
- 潜伏期間は約2日で、激しい嘔吐(1日5?6回)、激しい下痢が特徴ですが3?8日程度で治まります。発熱は半日?1日で終わる場合が多く、2日を超える例はあまりありません。
- ロタウイルスのように局所感染を起こし潜伏期間が短い感染症では、感染後の免疫が不完全かあるいは免疫が成立しても持続しない(1年以内)ので、たびたび再感染を起こします。
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治療方法
- 現在、このウイルスに効果のある抗ウイルス剤はありません。
- 脱水症を防ぐため、市販のイオン飲料等で水分を補給する必要があります。少しずつ何度も飲ませてあげましょう。飲んでも吐いてしまう場合は、 早めに医療機関を受診してください。
- 下痢止め薬は、病気の回復を遅らせることがあるので使用しません。
(出展:愛媛県立衛生環境研究所)